秋の味覚柿には多くの健康効果があります。
柿の健康効果を余すところなく摂れる柿酢の作り方を紹介します。
本来柿酢は、柿を半年ほど酢酸発酵させて作りますが、
家庭で作る場合はご紹介する方法で簡単にできます。
柿酢作り方
熟した柿で柿酢を作る
●材料
- 熟した柿 1個
- 酢 200~300ml
●作り方
1.柿はよく洗って、へたを取ります。
皮はむかず種は取って、細かく切ります。
2.柿を器に入れ、お酢を注ぎます。
1日常温で保存すれば、出来上がりです。
柿とお酢の量は(1:2)ぐらいが適量。必要に応じて調整してください。
柿を取り出さずに、そのまま飲みたい方は、柿の皮はむいてください。
取り出した柿はそのまま食べても美味しいですが、
酸味が強いかもしれません。
そこで、ヨーグルトなどのトッピングに使ったり、柿なますなどに利用してはいかがでしょう。
(柿なますレシピ)
●飲み方
飲むときは水や炭酸で10倍程度に割って飲んでください。
甘みが足りないときは、蜂蜜などを加えると良いでしょう。
●柿酢の保存
清潔な瓶で冷蔵庫に保存すると、1年間は保存できます。
柿酢健康効果
熟した柿は健康効果も満点
柿そのものにも、多くの健康効果があります。
お酢と柿を組み合わせることで、お酢の健康効果が加わりさらに強力な効能を期待できます。
柿酢の効用/健康効果
- 高血圧予防
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柿にはタンニン、カリウムなど高血圧を予防する栄養素が豊富です。さらにお酢に含まれる酢酸の血管拡張作用で血圧の高い人にうってつけの飲み物です!!
(お酢の高血圧改善効果) - 抗酸化作用
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柿にはポリフェノールをはじめさまざまな抗酸化物質が含まれています。お酢の抗酸化力と相まって体の活性酸素を強力に分解してくれます。
(お酢の抗酸化力) - 抗アレルギー作用
- 柿に含まれるフラボノイドには強力な抗アレルギー作用があることが確認されています。
- 脳卒中予防
- 柿には血管を拡張させるアセトアルデヒドが含まれています。柿は脳血流を増加させ脳卒中を予防します。
上手な柿の選び方
良い柿の選び方
- 4枚のへたが青々ときれいにそろっている
- へたが柿の実にピッタリくっつき、隙間がないこと
良い柿はへたで選びましょう。
できの良い柿は美味しいだけでなく、健康効果も高いです。
柿の有効成分
- タンニン
- 高血圧を予防するほか、抗酸化力もあります。
- カロテン
- 活性酸素を消去する働きをします。また、疫学的研究からガンを予防する効果も確認されています。
- ビタミン、ミネラル類
- 柿にはビタミンC,K、B1,B2、カリウム、など豊富なビタミン、ミネラルが含まれています。