お酢の保存法

お酢は古くから食物の保存にも使われていました。それぐらいお酢には殺菌効果があり、お酢そのものが腐ることはあまりありません。
しかし、いくら腐敗しにくいお酢といえども口に入れる食品ですので、保存方法には気を遣いたいですね。いつまでもおいしく健康にもよいお酢を上手に保存しましょう。

お酢の保存場所

お酢の保存場所
お酢の保存場所は

お酢と一口に言っても、最近は純粋なお酢よりも料理に便利な調味酢やそのまま健康飲料に使えるお酢飲料も発売されています。お酢の種類によって保存方法に違いがあります。お酢の種類別に保存法をご説明します。


お酢の種類による保存方法の違い

お酢100%の時
米酢や穀物酢など混ぜ物をしていないお酢だけの場合は、冷蔵庫に入れる必要はなく冷暗所においておくだけでかまいません。台所の流し台の下などで良いでしょう。
お酢に混ぜものがある時
ぽん酢や調味酢などの混ぜ物があるお酢の場合は、お酢の含有量が限られていますので腐敗する可能性があります。そこで、保存は冷蔵庫を使いましょう。

お酢の保存容器

強い酸が金属を溶かすのはご存じですね。酢酸ほどではありませんが、お酢にも金属を溶かす性質があります。ご自分でバナナ酢シソ酢を作られた場合も保存容器にはご注意下さい。
お酢の保存にはガラスホーロー製できっちり密閉できる保存容器をお使い下さい。なるべく空気に触れさせない方がいいので、開封後は早めに使いましょう。

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お酢に白い物が出てきたら

お酢の使い道

古いお酢を取り出すと白い膜のような物が、浮かんでいることがあります。これはお酢に空気中の酢酸菌が混入してセルロースの膜ができてしまったのです。白い物ができても害はありませんがお酢の鮮度が落ちていることは確かです。お酢の風味や味は落ちてしまっているでしょう。

白い膜ができてしまったときは食用には適しませんが、捨ててしまうのはもったいないですね。そんなときには次のようなお酢の活用法があります。試されてはいかがでしょう。

お酢にはこんな使い方もあります

食器のアク取り
お酢にはアクを取る働きがあります。
食器についたアクを取るときは、スポンジなどにお酢をつけてこするだけです。アクで黒ずんだ鍋の汚れを取るときは2倍に薄めた酢水を鍋に入れ、約15分煮立たせた後水洗いします。黒ずみもきれいに取れます。
臭いとり
お酢には食器や鍋についた臭いをとる効果もあります。
鍋についた臭いを取るときは、100倍程度に薄めた酢水を10分ほど臭いのついた鍋で煮立たせ、水洗いすると臭いが消えてしまいます。
ゆで卵をきれいに
ゆで卵を作るときに、ゆでる水に少量のお酢を加えると卵の殻をむきやすくなります。卵の殻にひびが入っているときも白身が流れ出にくくなります。

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